VIVANT – どこまで当たるか!トンデモ考察(四話直前)

TVドラマ『VIVANT』は、「日本神話(出雲神話)」をベースにして物語が構成されています。
(詳しくは、①過去の考察その1①過去の考察その2 をご覧ください)
ではその構成をどのような形で、ストーリーに落とし込んでいくのか考察(空想?)してみます。

・主人格「憂助(U人格)」は大国主。「エフ(F人格)」は少名毘古那。この構造がベース。
・憂助は幼少期に、両親とともにイスラム系の中央アジアの国にいた。
・U人格がイスラム教の礼拝のやり方を知っていたのはこの時の記憶。
・その後、憂助少年はイスラム系の組織に囚われた。
・組織名は「バルカ解放軍(テントの前身?)」。組織の背後には「ロシア(当時はソ連)」の影が。
・心的外傷により「エフ(F人格)」が発生。F人格の状態で組織の訓練(洗脳)を受けた。
・F人格は組織から「エフ」と呼ばれていた(または「エフ」に似た呼ばれ方をしていた)。
・あるいは、乃木と同じ境遇の子供が少なくとも6人いた。乃木は6番目の「コードF」。
・このとき組織は、憂助少年の中に2つの人格があることを知らなかった。
・F人格は、U人格のおかげで洗脳されず、「モニター」にならなかった(その理由は後述の「タルパ」の個所で解説)。
・いまでも乃木は「モニター」のように振舞ってはいるが、親の仇である組織に報復する機会をうかがっている。でもバレてるかも。


・「柚木薫(二階堂ふみ)」と「?(松坂桃李)」は別班メンバー。
・考察番組(7/30)で、スーツ姿の二人の胸元に同じマークのバッジが!? でも私の見間違いかも?
・別班と公安(野崎達)は、乃木がテントの一味と推察していたので以前からマークしていた。
・早い時期(サムと電話で話す前)に、盗聴器をしかけたのもそのため。
・乃木(F人格)が、サムとの会話を公安にわざと盗聴させたのは、アル=ザイールのもとへ公安を送るため。
・サムが乃木のことを唯一の友人と言っていた理由は、サムも乃木と同じ境遇だから。

・バルカ共和国(テント側)にとって乃木は「裏切り者」なので執拗に追跡。洗脳が解けていることがバレている。
・別班メンバーの柚木薫は、遊牧民(役所広司/二宮和也)を諜報していた。(実は、乃木少年もこの遊牧民の所にいた)
・柚木が、バルカを離れたがらなかったのはこの任務中だったから。ジャミーンは「遊牧民」との最後のつながり。
・この遊牧民は、バルカ解放軍による犠牲者の生き残り(VIVANT)。
・(役所広司)は、憂助の親の弟(つまり、憂助にとって叔父)。兄または姉を救うため、遊牧民になってバルカに潜入。

・乃木家は、大国主の流れをくむ出雲族。日本神話の「国譲り」以来、この一族は「裏天皇」的な存在に。
・別班は、自衛隊(陸軍)とCIAが作った裏組織。
・自衛隊から除籍された「別班」メンバーは、精神的拠り所として「裏天皇(出雲)」の配下に所属。
・出雲一族の(林遣都)が人質として組織に囚われている。組織のバックには「ロシア」。公に動けない日本。
・テントは、テロ行為のたびに出雲の神紋「亀甲紋(紋の上部が割れている)」を掲げることによって、裏天皇へ資金要求をしている。
・今回の誤送金は、この資金要求に応えたもの。
・アリ(アリゲーター:鰐)を使って、資金をテントへ送金(「因幡の白兎」がモチーフ)
・今回の誤送金の黒幕は、別班メンバーの宇佐美(兎)。
・ワニズ(鰐)をつかって、乃木をテントへ送ろうとした西岡英子大使も「因幡の白兎」がモチーフ。
・西岡大使の衣装の色が「白」→「青」→「ピンク」と変化し、ワニに皮を剥がされた白兎を示唆している。


U人格とF人格(大国主と少彦名)の劇中での落としどころ

①二重人格とタルパ(大人のイマジナリーフレンド)
イマジナリーフレンドの一形態といわれている「タルパ」。タルパの保有者のことをタルパマンサーと呼びます。精神障害(解離性同一性障害等)と診断されたことのあるタルパマンサーの93.7%が、タルパを自分の中に作ることによって症状が改善したと答えています。
乃木の場合、精神障害状態(二重人格や洗脳)のときに、「エフ」を自らの中に作ったことで正気を保てたという設定ならストーリー的にも説得力あると思います。
組織の訓練中、U人格は表に現れなかったので洗脳されなかったという裏付けもとれる。

②胎児様腫瘍(胎児型奇形腫)
頭痛をともなってF人格が現れる設定は、同じTBSドラマ『JIN – 仁 -』の主人公・南方仁を彷彿させました。南方仁の場合は脳内の「胎児様腫瘍」が原因でした。
手塚治先生の『ブラックジャック』にも同じような設定のお話がありました。双子の姉妹(?)の片方が「胎児型奇形腫」で、もう片方の体内に取り込まれた状態で産まれていたという内容だったと記憶しています。「腫瘍」自体に意識があって頭の中に直接話しかけてくるといった話だったと思います(ピノコの回だったか、別の回だったか?)。
「胎児型奇形腫」を「エフ(F人格)」とした場合、少名毘古那(小人)のイメージに合致すると思います。

③ダブルシンクという思考方法
「エフ」という別人格による思考は、訓練によって取得したスキル「ダブルシンク」という設定もありだと思います。これは、YouTuberの大島育宙さんによる考察です。

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